20060831

デジタルカメラの感度

デジタルカメラは撮影中に感度が変えられて便利です。
主な用途としては手持ちでナイトシーンを撮るときや、動きの速いものを狙う場合なんかが考えられますが、感度を上げれば暗いところでも写る代りに画質が荒れます。
そこでちょっとテストをしてみました。
機材はD2xにAF17~55mm f2.8を装着。
分りやすいように絞りは開放で撮っています 。


まずはASA100です。
三脚を立てて撮れる場合はこの感度に合せておくと画質が安定します。
シャッター速度は1/1.5秒 。
もちろん手持ち撮影は不可能です。



次はASA400 。
あんまり違いは分りませんが黒が少し荒れてきました。
シャッター速度は1/5秒。
三脚が必要ですが、手ブレ補正付きのカメラならもしかしたらうまく写るかもしれません。



次はASA800。
全体的に画像が荒れてきました。
シャッター速度も1/10秒となりましたのでマーカーランプが1個しか点灯していません。
マーカーリレーがはっきり分るシャッター速度でもあります。
実用はこれが限界。
ただ手持ちの場合は手ブレ補正が不可欠。



次はASA1600 。
このあたりから画質が段階的に落ちていきます。
彩度が落ちてずいぶん黒ずんできました。
シャッター速度は1/20秒。
広角側のレンズでしっかり構えていれば手ブレしないかもしれません。



最後にASA3200。
縮小画像でも分るようにザラザラです。
拡大するともはや写っているだけという表現がピッタリの画質です。
シャッター速度は1/45秒。
広角側なら手持ち撮影できます。



比べてみて・・・・・
当然のことながらASA100が一番きれいです。
ただ、動きのある写真なんかだと感度を上げて追いかけるのもひとつの方法ですがやはり限界があります。
今回使用したカメラはASA800ぐらいまで。
感度はカメラにより違いますので、ご自身のデジタルカメラで感度を上げた場合どのように写るかを普段から確認しておくと失敗しないと思います。