20120918

D700が


自分の中ではかなり評価の高いカメラですが、そろそろ時代遅れなのでドナドナされることになりました。

それまで使っていたのはD3
ニコンのフルサイズ機です。
購入価格45万越え。
画素数こそ1200万でしたがプロ仕様なので高性能でタフ。
フルサイズ機に飢えていたニコンユーザーはとびついたでしょうね。
自分もそのひとり。
重かったので取り回しが大変でしたよ。

ただそれ以上に困ったのがバッテリーパック。
昔で言うとモータードライブ?
カメラの底にくっつけてイロイロぱわーあっぷする部品です。
フラッグシップ機になるとすでに一体化されていて取り外し不可能なんですよね。
そりゃあ付いているとカメラ自体の迫力もあるしなんかいい写真が撮れそうな気がしますけど実際は無用の長物。
カメラ自慢したい人にはオススメかもね。

でも底が高くなるということは重心も上る。
三脚に固定するとバランスも悪くなるのです。
特に縦写真は雲台を90度傾けるのでヘタしたら三脚ごと倒れますよ。
危険危険。

で、次に困ったのがローパスフィルターのゴミ。
今時のカメラで除去装置が付いていないのはおかしい。
それも一番高い機種なのに・・・・何とかして欲しかった。
毎回ゴミ掃除に出すたびにウン千円がとんで行きます。
ローパスフィルターのゴミは一眼レフの宿命。
これがイヤならレンズ交換するなということです。

なにはともあれ趣味の粋を逸脱した価格の割りに重大な欠点が有ったこのカメラは手放すことに。
フラッグシップ機の下は高級機です。

画素数いっしょ
ローパスフィルターのゴミ取り機能付き
バッテリーパック後付け
実売価格20万前後

こんなお買い得な商品があったのです。
それがD700
D3の機能を縮小したような仕様ですが自分には十分すぎるほど。
デジカメの値崩れが早いことは常識となってきていたので即座に買い換えることにした。
それが3年前の話
いくらでD3を売っていくらでD700を買ったかは伏せますがナカナカいい買い替えでしたよ。

で、今回はそのD700を手放すことになりました。
理由は画素数の不足と視野率の狭さの解消。
ある理由で大きく引き伸ばしたいのですが1200万画素でどの程度まで伸ばせるのでしょうか?
印刷や曰く「A4ぐらい?」
わかりますよ。
彼らは専門家ですから。
仕上がりにはウルサイ。

写真集での最大サイズがA4見開き、つまりA3ね。
確かに言われると無理しているような気もします。
でも言われないとわからないと思います。
1200万画素ですから。
気にしだすときりがない。

”ある理由”というのは今は秘密。
たいした理由じゃないですけど3.11のイベントで作ったポスターがヒントです。
ポスターはB2。
1200万画素の限界といわれたA4を4枚並べても余白が出来る。
さて?これが印刷物として成り立つかというと”印刷”は出来ますというレベル。
満足できる内容かというとトンでもない。
頭がおかしいとしか思えない。
虫眼鏡なくても粒が見えますよ。

じゃあどうすればいいか?
デジカメの画素数を上げるしかありません。
基本的にイメージセンサーの交換はできないのでカメラごと買い替え。
目標はあります。
ただ流通不足なのかナカナカ値段が下がらん。
D700は付属品、オプション色々つけて叩き売り。
あっという間に引き取られていきました。
だから今は1台で頑張るしかない。
そういえばもう一台無用の長物が眠っていたな。
真っ赤な写真が撮れるD2x。
もしかして出番?