20131020

ソニーの本気 ミラーレスα7



2008年にパナソニックが世界初のミラーレス一眼カメラを発売してから5年。
この冬はミラーレス一眼カメラが大きく変わることになる。

ミラーレス一眼カメラの特徴はレフやペンタ部分が不要となるため小さく軽くできること。
更に光学センサーを小さくすることで追加販売するレンズも安くできることが大きな利点となる。

ただここに来て各メーカーとも安くコンパクトなミラーレス一眼に、より高性能なモデルを追加しだした。
5年の間に蓄積された技術により一眼レフと同等の性能を持つことができたといえる。
画素数はもちろん、光学センサーのサイズや基本性能、そしてレフが無いことにより得られる高速連射。
これらを武器に高級一眼レフと同等価格のミラーレス一眼が売れている。

今回発表されたソニーのα7シリーズもそんな一台。
3640万画素のローパスフィルターレスフルサイズ光学センサーにマグネシウム合金ボディ、電子ビューファインダーまで付いている。
これで重量500g弱。
普及機並みの重量といえる。

グリップ部分はR形状になっているが一眼レフを見慣れていると以上に薄く感じる。
フルサイズ用レンズとのバランスを考えると心細いが、ホールディングの中心をレンズを向かわせばいいだけ。

一眼レフのクイックリターンミラーが発表されてからほぼ60年。
左手でレンズを持ち、右手でボディをホールディングし、額でペンタを押して固定するという構えが
徐々に変わりつつある。