20070917

油断

16日の伊勢は雨が降ったりやんだりの天気。
足場の悪い撮影会場では長靴は欠かせません。
それと同時に雨雲必需品。
多少の雨ならいいのですがザーザー振り出すと傘や合羽が必要です。

夕暮れに伴いしとしと降り出した雨。
ナイトシーン前は決断の時です。
ナイトシーン撮影に合羽、ビニール袋コーティングの完全防備で臨むのか・・・・それとも「多分あんまり降らんやろう?でもちょっと降ったら機材を拭けるようにしとかなあかんなぁ」とタオル1枚だけ持って沼地に突撃するのかは・・・・・自由だ!~。

さて、当日の私は後者です。
まあ降らないだろう?・・・と頭にタオルを巻き、三脚かついで沼地へ・・・。
イロイロと補助機材を持っていくと邪魔になるし交換時に思わぬ事故を招くのでナイトシーン撮影はなるべく軽装でするようにしています。
合羽とかカメラのビニール養生とか・・・機動性に欠けますからね。

電飾が点き始め撮影すること50枚ほど・・・少し雨が降りレンズのフィルターが濡れてしまいました。
経験したことある人は分ると思うのですが、フィルターに水滴が付くと光が散って有りもしないモノが写るんですよね?



「何か拭くもの、拭くもの・・・・」と身の回りを探してみたところ相変わらずの軽装なので何もありませ~ん。

と思ったら一つだけありました。
頭に巻いた小雨よけのタオル。
そのタオルでフィルターをササッと拭いてみたところ何かイマイチ水滴が取れません。

何で?

もう一度拭いてみましょう。
フキフキ(効果音が見つかりませんでした)
でファインダーを覗くと相変わらず光はおかしな散り方をしています。
さっきより酷いのでは?

恐る恐るレンズのフィルター面を斜めから眺めてみると・・・・何か虹色の物質が付着しています。
これはもしや・・・・脂じゃありませんか。

ガーン!!!

頭に巻いたタオル。
昼間も日よけのために巻いていたので汗をたらふく含んでいたのです。
汗は脂の塊。

フィルターに付着した脂はクリーニング液じゃないと取れません。
このままではどれだけ撮っても変な光のナイトシーン写真に・・・・
泣く泣く車に戻り別のレンズに付け替えた作成者でした。

今回の反省点
 タオルには気をつけよう