20110327

安全



この10日間で日本の原発の安全神話というものがことごとく崩れてしまったわけですが、よくよく考えて見ますと人が日常生活を快適にするために築いたものは常に負の部分を抱えています。

自身も小学生のとき敦賀の原発を見学したとき、説明をされていた方がとにかく”耐震性”というものを強調されていたことを覚えています。
しかし今回の事故はコントロールを失った原発の暴走にも近いものがあり、知識の無い一般人からしてみれば全く想像できない事故です。
補助電源がなくなるだけであれだけの大惨事なんて考えられませんよね。
そう考えますと安全というものは如何に不安定なものの上に成り立っているかを感じずにいられません。

 走るものはぶつかる。
 浮くものは沈む。
 飛ぶものは落ちる。
 
それと同じようにどんなに安全対策をしようとも不測の事態は起きるもの。
起きたとき我々はどうすべきか?
日本の原発は福島だけではないのです。