20120519

日焼けしやすい人、しにくい人



さて前回、写真が写るしくみは日焼けのようなものと説明しました。

夏の浜辺で1日遊んでもあんまり日焼けしない人、逆に気の毒なぐらい日焼けして真っ赤になっている人・・・・・人それぞれ焼け具合が違います。
同じ量の太陽光を浴びているのに不思議ですね。
生物学的なお話になってしまうのでそれは置いておいて。

写真のフィルムも商品によって化学反応の起こしやすさが違います。
同じ量の光を当てても化学反応しやすいものとしにくいものがあるのですね。

じゃあどれがどの程度の光に反応するかわかりにくいですよね。
F社のAというフィルムはK社のBというフィルムの20%反応しやすいとかS社のCというフィルムは更に12%反応しやすいとか・・・・
頭が痛くなります。

そこで統一規格!

ISO感度というものがあります。
ISOといえば色々な意味で使われますがフィルムの感度もISOです。

ISO感度は数字で表されます。


















フィルムの外箱等に数字書いてあるでしょ?
100って
















レンズ付フィルムにも・・・・小さく書いてある。
1600って



この数字がISO感度

上のフィルムに書いてあった100を基準にすると
その倍が200
更にその倍が400
またその倍が800、1600、3200と大きくなっていきます。
単純な掛け算ですね。


一般的に数字が大きくなるほど同じ量の光で多く化学反応するということです。
さきほどのあんまり日焼けしないの人は数字が小さく、気の毒なぐらい日焼けする人は数字が大きいということです。


ISO100とISO200を比べると200は半分の光の量で同じ写真が撮れます。

じゃあISO100とISO1600を比べると・・・・答えは1/16です。
ISO1600は16倍光に反応しやすいということです。

日焼けでいうと気の毒なぐらい焼けやすい人です。
雨天でも日焼けしてしまうぐらいの勢いです。
そんな人は1日浜辺に居てはいけません。
太陽の下1時間ぐらい遊んだらあとは海の家で休みましょう。
お肌のためです。


さて1日と1時間という話が出ました。
これがシャッター速度です。

続く。