高速連射
ニコン1を買った理由のひとつに航空祭撮影というものがあります。
例年通りの人出なら10~15万人。
公共交通機関がそれを想定していない町にとってはそれはもう一大事です。
私はよく鈴鹿と比較するのですがどう見ても各務原の方が苦しい。
それが一番わかるのは駐車場の有無。
良い悪いは別として商店、地主、企業までもが1台数千円程度で駐車場用意している。
ついでに飲み物、食い物の商売も・・・。
更に地元ラジオ局等で駐車場の情報を流している。
人出は同じぐらいだとしても人の流れが全然違う。
まあ渋滞は覚悟しますけどね。
さて、目的の駅に人が多すぎて電車が止まらないほどの人出です。
本来はフルサイズ機に長玉で綺麗な写真を撮りたいのですが、大きな荷物を持って電車に乗ることはできません。
そこでニコン1+FT1で焦点距離=2.7倍というものが活きてきます。
フルサイズの2.7倍なので100mmなら270mm、200mmなら540mmですね。
今回は70~200mmを準備しました。
ニコン1に装着すると189~540mm
それにしてもバランスが悪い。
重心がいつもより前に行くので持ち位置の変更が必要です。
標準のファームウェアだと動体のピント追尾ができないのでバージョンアップが必要です。
この辺はメーカーのHP参照のこと。
何故ピントの追尾が必要かは過去のBlog記事を探してください。
ただAFポイントが中央の1点のみなので航空機が中央にいる必要があります。
集団で飛ぶ航空機の場合、構図に凝るとピントが合いません。
この点の改善はお願いしたい!
せめて5点、希望は50点ぐらい。
連写1枚目(F4、シャッター1/1250s)
連写1枚目の拡大
連写40枚目(F4、シャッター1/1250s)
連写40枚目の拡大
データのとおりシャッター速度と絞り固定、ISO感度で露出調整しています。
・シャッター速度固定は航空機の速度に負けないため。
・絞り固定は被写界深度をある程度浅くして、ピンボケ具合を見たかったため。
焦点距離は190mm=513mm
ということで馬鹿でかいレンズもなしに500mm超えの撮影ができています。
秒速30コマ連写で40枚撮影しています。
仕様上液晶がブラックアウトするのでこれが限界だと思います。
時間にして1.33秒ぐらい。
時速700kmで飛ぶとこの間に260m移動、500kmなら185mです。
どちらにしろ最初の1枚にピントを固定すると最後の1枚はピントがボケるほどの移動距離です。
しかし2枚を見比べるとそれなりにハッキリと写っています。
もやっとしているのは上空のガス。
充分使える。
これを見るとミラーレス時代になったことを実感します。
ただ今回の撮影で分かった大きな欠点。
それは液晶ガラスが太陽光を反射して見難いということ。
いわゆる写り込みによる被写体の消失です。
500mm近い焦点距離で、三次元方向に飛び回る航空機を追うのですから、かなりコツが必要です。
レンズの角度が1°違っていれば空しか写りません。
ホールディングした際のバランスも悪いのでフラつきます。
おまけに液晶の反射ですから・・・・。
やはりこういった速いものにはファインダーが必要です。
あと連写時の液晶ブラックアウトもイタダけない。
被写体を消失します。
結論:高速で飛行する航空機はファインダーが無いと難しい。
ということでやっぱりファインダーは偉大!
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