20090603

光条

今日は光条について検証してみましょう。
光条とは・・・・絞りのあるレンズで点光源を撮影する際にできるだけ絞り込むと発生する現象です。
表現手法の一つで特に広角側で発生しやすくなります。

まあ言葉で説明してもよく分らないので実際に撮ってみます。
ベースになるカットはこれ。
焦点距離50mm(付近)
絞り値(f値)8
普通に撮れています。
では光条を強調させましょう。
絞り込めば絞り込むだけ光条は発生しますので絞り値(f値)を22にしてみます。
光条は点光源で発生しますので、分りやすいようにバンパー付近を拡大してみました。
フォグランプから伸びる無数の光。
これが光条です。
光の本数はレンズの絞りの枚数によって変わります。
このレンズは9枚絞りなので倍の18本発生しています。
(数えられるかな?)
偶数絞りなら等倍、奇数絞りなら2倍の光条。
コレ、レンズの不思議。
では逆に 絞りの数字を小さいものにしてみましょう。
絞りの数字が最も小さい値は開放値と呼ばれます。
このレンズの開放値は2.8でした。
レンズによってこの値は変わりますので参考までに・・・。
同じくバンパー付近を拡大してみました。

う~ん、光条が無いのでモヤッとしています。
光のシャープさも表現できておらず輝いている感じも出ていません。
勿体無い。
最初に言いましたとおり光条は絞りによって発生します。
しかしもっとお手軽に光条を発生させられるものがあります。


ご存知クロスフィルター。
自身のカメラに合った物を買いましょう。