20090930

サンニッパ

サンニッパとは?
聞いたこと無い人多いかもしれませんがレンズの名称です。
焦点距離300mm
開放絞りf2.8というレンズの総称です。

各メーカーが発売時の光学技術の粋を結集するというレンズです。
特徴は300mmという望遠に加え明るくシャープな描写、そして美しいボケです。
ニコンの場合Nikkor-H 300mm f2.8が1972年に発売されて以来数回のモデルチェンジを経て現在のAF-S VR Nikkor ED 300mm F2.8G(IF)に至ります。

さて今回紹介しますのは4代目サンニッパと8代目サンニッパ。
写真はどちらも本体のみでフードを取り付けると邪魔なほど長い。



写真左 4代目 Ai AF ED Nikkor 300mm f2.8S (IF) 1986年発売
写真右 8代目 AF-S Nikkor ED 300mm f2.8DⅡ 2001年発売

これ以降は長ったらしい名前がわずらわしいので4代目と8代目と呼ぶことにします。
違いは・・・・やはり15年分の技術差があるようです。

比較の<印は値の大小ではなく性能の良し悪しです。

描写力 4代目≦8代目
重量  4代目2700g<8代目2560g
本体長さ 4代目>8代目
全長  4代目>8代目
直径  4代目<8代目
AF速度 4代目<8代目
AFMF切替 両方ともあり
AFMF切替動作 4代目<8代目
最短撮影距離  4代目3m<8代目2.2m
ケースの重量  4代目<8代目
ケースの丈夫さ 4代目>8代目
フード 4代目=プラスチック  8代目=炭素繊維強化樹脂

う~ん良く分らないかもしれませんが簡単に言うと8代目の方が取り回しがよくAF速度が速いということですね。
じっくり撮るならどっちも大して変わらん。


せっかくなので横から・・・・太さの違いが分りますね。
こんなに細くてレンズ内にモーターを入れる技術はスゴイ!

でもね8代目のAF-Sタイプは中古相場にも少ないのであんまり安くありません。
それに比べて4代目は中古相場にもタマ数が多いのでかなり安いです。
結構程度のいいものが10万円ぐらいで手に入っちゃうんですから・・・・。
これで十分ですよ。
描写もこの価格では文句なし。
昨年に買ったシグマのAPO150~500mmとは比べ物にならん。
値段はたいして変わらんのにね。

興味のある方は中古カメラ屋サンへGo!
あ、肝心な描写力はいずれ載せます。