20150630

燃えなかった新幹線

まだわからないことがいっぱいあるけどこのショッキングな事件についていろいろ考えてみた。

新幹線といえば日本の大動脈。
その中でも東海道新幹線はその代表のようなもの。

そこでなんらかの事件、事故が起これば社会的な影響は大きい。
容疑者はどう思っていたのか?
人生の最後に注目されたい?
この人物は「自分だけ」という世界で生きてきたのでしょうね。

今回の事件で多くの新幹線が運休となったわけですが、親族には多額の賠償金が請求されると思う。

最近の事故では認知症の老人が在来線にはねられ一部運休となった。
この事例では720万円の請求があったそうですが今回は新幹線で43本が運休。
この場合おいくら?

計算
東京~大阪 平均15000円ぐらい
乗車率70%ぐらい
1本あたり900人とすると・・・・

15000×900×43=5億8050万円

親族への恨みであればすごい金額。

さて、今回の事件だが2人が亡くなるほどの火だったにもかかわらず車両は燃えていない。
新幹線のシートや床には難燃材、天井や壁には不燃材が使われているとのこと。
これは建築でも同様。
車両や構造物の損壊防止というよりは人が逃げる時間を確保するという考え方による。
これがもし、古い車両ならこの人数では済まなかっただろう。

10年以上前に韓国で発生した地下鉄火災。
大惨事となった事件だがこの時犯人がまいたのがガソリン。
そして地下鉄という密室の中で多くの方が亡くなった。
この事件以降、日本でも車両の改善がすすめられている。
教訓が生きているのだろう。

悪意を持って事件を起こす人間に対して防ぐ方法はかなり限られるが、被害を最小限に食い止める方法の探究を怠ってはいけない。
東京オリンピックに向けてまた不安要素が・・・・。