20081105

フィルター効果

さて今回の撮影会でD90を持ち込んだのですがD80と同じような感覚で撮れるのでとても使いやすいです。
欠点はといえば・・・・バッテリーの持ちが若干短くなったぐらいでしょうか?
でも他社の同系機種とは比べ物にならないぐらいよく持ちますよ。

新しい機材に搭載された新しい機能は是非使いましょう。
さっそくお試しのフィルター効果。
コンデジでも随分と搭載されている機能です。
その中でも最もナイトシーンに効果を発揮するクロスフィルター効果についてテストしました。



画像が問題の(?)クロスフィルター効果ですがこの機能はD90のボディ内で行うため画像アプリケーションは必要ありません。
散らす光の数と、長さと、量を選んで実行すれば簡単に出来てしまいます。
レンズにクロスフィルターを装着する手間が要らないので便利です。
また元画像は保存されたまま新規画像として出力されるので元画像を壊すこともありません。

さて画像を見て違和感に気が付いた方はいるでしょうか?
実際にクロスフィルターを使ったことがある方はなんとなく思うところはあるでしょう。

まずは散った光の線です。
クロスフィルターを使うと線の太さに違いが出てきます。
特にマーカーランプなど点光源ですとかなり細い線が出来上がるのですが画像はどれも同じような仕上がり・・・。

次にクロス効果のかかり具合ですが、周りに比べて明るい部分については大小の区別無くかかるものです。
例えばバンパー下の筒出し部分ですがクロスフィルターを使用すると全ての筒についてクロス効果がかかるのですが写真では一部クロス効果が見られないものがあります。

そして白いアンドン。
白いアンドンは輝度も高く、同じ消費電力の蛍光灯を使っても文字入りのアンドンに比べて明るく写ります。
このときにクロスフィルターをかけるとアンドン全体が散ってしまい、かなりソフトなイメージになりますが写真は綺麗に(?)クロス効果が張り付いています。

最後にストロボの反射光。
これが結構、瞬間的なパンチを効かすのですがメッキコーナーパネル部分に写りこんだストロボの反射光にはクロスフィルター効果が得られていません。

以上
かなり酷評ですがフィルター効果をかけながら撮影するのと、撮影後の画像にフィルター効果をかけるという違いが出ているのでしょう。
ちょっとした雰囲気作りにはいいでしょうが物理的にフィルターをかけた画像にはかないません。
あくまで遊びの範囲でお使いください。


R-サニークロスフィルターフィルター径55mm用


R-クロススクリーンフィルター径55mm用


ソフトクロスフィルターフィルター径55mm用