AF 18-200mm F/3.5-6.3 XR Di II LD Aspherical [IF] MACRO (Model A14)
長ったらしい名前ですが写真はタムロンから発売されている高倍率ズームレンズです。
焦点距離は18~200mm
35mm判に換算すると27~300mmぐらいだと思います。
f値は3.5~6.3
これ1本で日常撮影の焦点距離をまかなってしまうという優れものレンズです。
今年に入ってテレ側を270mmにまで延ばした後継品が出ましたね。
270mm→35mm判で405mm?
なんちゅう高倍率やねん!
で、テレ側の開放絞り値はこの製品と変わらず6.3
なんともスゴイ時代ですね。
さてコンパクトさが売りの高倍率ズームレンズですが同じ焦点距離をカバーするにはどれぐらいの機材が必要なのでしょう?
自身の所有するレンズで確認してみましょう。
【基本スペック】
タムロンAF18~200mm・・・・
本体重量398g
全長84mm
例1
AF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G (IF) 390g 76mm
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF) 1470g 215mm
例1の良いところ(タムロンAF18・・・・との比較)
望遠領域で明るい
70mm以上の焦点距離で手ブレ補正が使える
レンズ内モーターでAFが早い
メーカー品の安心
例1の悪いところ
高い
重い
フィルター経が2種類
例2
AF‐S DX Zoom-Nikkor ED 17-55mmF2.8G(IF) 755g 111mm
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF) 1470g 215mm
例2の良いところ(タムロンAF18・・・・との比較)
全ての領域で明るい
70mm以上の焦点距離で手ブレ補正が使える
レンズ内モーターでAFが早い
メーカー品の安心
例2の悪いところ
バカ高い
重い
かさばる
55~70mmの領域がない。
例3
AF-S VR Zoom-Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G(IF) 575g 94mm
kenko テレコン×2 220g 42mm
例3の良いところ(タムロンAF18・・・・との比較)
24mm以上の焦点距離で手ブレ補正が使える
テレコンをつながない場合レンズ内モーターでAFが早い
メーカー品の安心
例3の悪いところ
24mm以下が不足
テレコンで画質が落ちる
テレコンの付け外しがめんどう
120mm以上はテレコンを使用するためMF、マニュアル露出となる
比べると分るようにタムロン・・・・・がいかにコンパクトで軽く出来ているか分ると思います。
さて画質については高級レンズに敵いませんのでその他の部分をつっこんで見ましょう。
【異常に遅いAF】
最近はレンズ内モーターが主流という中で本体価格を落とすためボディ側のAFサーボを利用します。
ボディの性能によりますが廉価機だと遅い遅い。
D90に装着したときなんか不良品じゃないのかと思った。
歯車の回る音も漏れ放題。
MFにしてピントを操作してもキコキコとやかましい。
アルミの板に砂を蒔いてこするとこんな音しますね。
まあ気になる人に薦めするのは同系でレンズ内モーターが入っている製品。
【引っ掛かるズームリング】
ズームの倍率が上がれば上がるほどこういった症状は出やすいもの。
このレンズも例外なくズームリングのトルク差が大きい。
ワイド側から回して135mmを超えたあたりで急に重くなる。
シグマの150~500も同様だったかな?
【プラマウント】
廉価レンズはプラマウントが多い。
本体もプラスチックを多用しており軽いので問題ないといえば無いのだがプラスチックには苦い思い出がある。
耐衝撃性もそうだが耐熱性が心配。
直射日光が当たって曲がったなんてシャレにならん。
【後部キャップ】
後部キャップもナンだね~
シグマとトキナーもそうだけどニコンマウントとか言いながらニコンのレンズにははめ難い。
レンズ交換する際にニコンのレンズをボディから外し、そのレンズにタムロンの後部キャップを取り付けようとするとモタつく。
ニコンのキャップはすぐに付くのにね。
外れ難いといえば聞こえがいいが取り付けにイラ付くのは勘弁。
【当然のことながらAFが使えない機種がある】
レンズ内モーターではないので廉価カメラの中にはAFが作動しないものがあります。
ニコンだとD40とか・・・・。
デジタル一眼レフ専用レンズなので厳しいですね。
ちなみにフルサイズに装着しても自動的にAPS-Cであると認識しません。
手動で変えましょう。
【望遠時にバランス悪いよ】
高倍率ズームというだけあって広角から望遠まで使えます。
基本的にレンズは望遠になればなるほど長くなりますのでこれも例外なく望遠側にするとレンズ自体が伸びて長くなります。
ほぼ倍ですね。
そうすると収縮時は先端にあったピントリングがレンズ中央に・・・・。
そのうえボディ内AFときたもんだぁ!
望遠撮影でAFが作動するとかなり煩わしいです。
さらにMF撮影するとレンズの根元に掌が来るのでバランス悪いです。
【200mmでf6.3って?】
最近はISO感度を上げても画質が落ちにくいデジタルカメラが増えましたがやはり、それでも低感度には敵わない。
どうしてもPCで見るとISO400でも結構汚い。
写真にするとそうでもないけどね。
200mmで撮影したい場合、静物でもシャッター速度は1/250sは欲しい。
そうなるとf6.3って厳しいなぁ。
晴天じゃないと撮影できないかも。
朝夕はまず無理かな?
ボディ側モーターはこちら
レンズ内モータータイプはこちら
利点と欠点が分ったところで使える場合に使うのが良さそう。
個人的には・・・・旅行で荷物が制限されるときぐらいかな?
果たして最新のコンパクトデジタルカメラとどっちがいい勝負するのだろう?
持っている人。
教えてクダサーイ。
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