20080323

履歴


2回目の撮影会も”それとなーく”終わりデコトラに対する考え方が変わったのが高校生になってから。

1990年10月7日 松阪市で行われた勢州船団の撮影会の時のことでした。
撮影会場は櫛田橋の下というかその近く。
どちらかというとローカルな撮影会だったので参加台数は100台ちょっと。
会場には昼ごろに到着し撮影。
そのとき持って行ったのがフジの一眼レフかな?
親のなので機種名は忘れました。
50mmの短焦点レンズが付いていたことを覚えています。

撮影会に行ったことがある人は分ると思いますが50mmってなかなか使いづらいんですよね。
トラックの大きさに対して駐車してある間隔が狭い。
どうしてもはみ出してしまうんですよ。
広角レンズがあるなんて知らなかった。

一通り撮影し夕方になったのでいつも通り帰ろうとすると。
一斉のラッパコール。
全く意味が分らなかったのですが橋の上を見ると派手な10tダンプが走って来ました。
10tダンプのフルアート。
当時はなかなかそこまでしている車は少なかった。
ラッセル戻しのバンパーに船形バイザー、アオリ改造に虎と龍のペイント。
これぞデコトラ!と言わんばかりの派手さ。

二代目白龍王と書かれたそのダンプはゆっくりと撮影会場に入場しそのまま端の方の広場へ・・・・。
雑誌の撮影が始まるとともに電飾を点灯。
アンドンが次々に点灯し、イエローのマーカーランプが一斉にリレーし出す。
その瞬間ですよ。
「コレだー!」って思いました。
なんか分らなかったけど自身の中ではかなり衝撃的な光景でしたよ。

ちょうど夕焼けで逆光になっていましたのでシチュエーションとしては最高。
同時はそんなことを知るよしもありませんでした。
偶然にもフィルムが3コマほど余っている。
シャンスは3回。
落ち着いて撮らねば。
この光景をずっと残すために。
でもなかなか落ち着いて撮れなかった。
興奮していましたから・・・・。

しかし、このときは知らなかったのです。
24枚撮りフィルムで26~27枚とることが出来ることを。
3枚を撮影した後、フィルムを巻き上げようとすると・・・・アレ?まだ動く・・・・そして撮れる。
得した気分であと3枚撮影しました。

快晴の一日。
最高の気分で電車に乗り、そして帰りの途中で写真屋にフィルムを預けて帰りました。
さて、どんな写真が仕上がってくるのでしょう。