20080612

画像処理能力

限られた時間の中で沢山撮るにはカメラ側にも体力が必要です。
一般的に連射能力=画像処理能力のように思われがちですが実は他にも色々と要素があります。
まずはこちらをご覧ください。

名車紹介に入場する三代目絃の様子です。
会場が狭いので前進、後退、切り返しをしながら定位置につきます。
枚数にして28枚。
短い場合は1コマあたり1秒程度で撮影しています。

ここでデジタルカメラで撮影した画像がメディアに記録される手順を簡単に紹介しましょう。
まずシャッターを押すと受光素子で光信号が記録されます。
この光信号は画像処理プロセッサでデジタルデータに変換され記録メディアに保存されます。

この一連の流れで重要になるのは画像処理プロセッサの処理能力。
処理能力が高いプロセッサとは・・・・。

連射能力がある。
連続撮影枚数が多い。
レリーズタイムラグが短い。
複数の画像を同時に記録できる。
複数のカードに同時記録できる。

このような特徴があります。
そこで機種別に能力を比べてみました。


赤字で書いたものはメーカーが公表していないものです。
実際に使っている人の感覚や比較をもとに仮定してみました。

それぞれの項目について説明しましょう。
レリーズタイムラグとはシャッターボタンを押してからシャッターが切れるまでの時間です。
単位は秒で0.06s以下が理想です。
0.1sというと少し重たい感じがすると思います。
決定的瞬間を逃さないためにはこの数値はかなり重要だと思います。

連射性能とは文字通りシャッターを押し続けた状態で1秒間に何枚撮影できるかということです。
動きの速いものをバリバリ撮る場合は必要な機能ですがアートトラックの撮影ではあまり重要視する性能ではありません。

RAW画像連続撮影枚数とはメーカーが推奨する記録メディアを使用した状態で連続的に何枚撮影できるかというものです。
先程のデジタルカメラの画像が記録される手順を思い出してください。
いくら連射能力があっても画像処理プロセッサの処理能力が低いとそこでオーバーフローしてしまい処理がとまります。
これは連射をしたときに限った話ではありません。
それと同じ容量の画像を短時間に記録しようとすると同じ現象になります。
ですからこの能力こそある意味連射(連続撮影)能力なのです。
連射性能よりはこちらを重要視してください。


結論:連射性能は見かけの数字、本当の性能はそれ以外の目立たない部分にある


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