同じ焦点距離なのですが
カメラに付いているレンズについて焦点距離という数値があります。
まあ簡単に言うと写真の遠近感が変わる数字だと思ってください。
一般的に50mmが標準と呼ばれ目で見た感じに一番近いといわれています。
これより数値が小さくなると広角と言って遠近感が強調され、大きくなると望遠と呼ばれ遠近感がなくなる変わりに遠くのものを大きく写すことが出来ます。
カメラのレンズ正面や側面にはこの数値が書いてありますので一度自身のカメラを見てみましょう。
さてカメラやレンズのカタログを見たことがある人ならお気づきかもしれませんが同じ焦点距離で実に多くの製品が出ているのです。
それぞれ特徴があり描写性能や使い勝手、大きさ、重さ、価格が違いますので自分に合ったものを使いたいですね。
そこで同じ焦点距離のレンズを撮り比べてみました。
今回テストしたのは28mmという焦点距離が使える3本。
28mmといえばトラックの撮影会では一番使いやすい焦点距離になると思います。
次点は24mmかな?
それぞれ紹介します。
まずは ニコン AF-S VR Zoom Nikkor ED24-120mm f3.5-5.6
24mm広角から120mm中望遠までとトラックの撮影会はこれ一本で済んでしまいそうなレンズです。
手ブレ補正機能も付いているので夕方の撮影にも便利。
次は ニコンAi AF Zoom Nikkor 24-85mm F2.8-4D(IF)
こちらも24mmから始まるズームレンズ。
基本設計は古いが24mm開放時のf値が2.8と明るく描写の良さが定評の1本。
最後に シグマ SIGMA シグマ AF28mmf1.8EX DG ASPHERICAL MACRO
携帯性より描写性能を優先する単レンズです。
レンズメーカーの製品ですが純正よりもコストパフォーマンスに優れています。
早速撮ってみました。
アングルは同じでズームレンズは28mmの位置で撮影しました。
撮影は開放時とf8まで絞った場合の描写。
被写体は友人の家の窓から見える風景(どこにでも有るような住宅街?)です。
あいにくの曇天ですが状況が悪いほうが差が出易いのでテストとしてはいいかも知れません。
AF-S VR 24-120mm
絞り開放撮影(f3.8)
AF-S VR 24-120mm
絞り値f8での撮影
AF 24-85mm
絞り開放撮影(f2.9)
AF 24-85mm
絞り値f8での撮影
シグマ AF 28mm
絞り開放撮影(f1.8)
シグマ AF 28mm
絞り値f8での撮影
この6枚の違い分りますか?
あんまり変わらないように見えますよね?
撮影サイズは1200万画素相当ですが容量の関係で70万画素相当へ縮小しています。
実はこのサイズでは分らないものです。
ではオリジナルサイズの一部を切り取ってみましょう。
まず確認したのは【流れ】
AF-S VR 24-120mm
絞り開放撮影(f3.8)
写真の右端を切り取ったものですが写真の右側1/3ぐらいが流れていますね。
開放時ですので写真の端は描写が弱くなります。
このあたりがレンズの特性でもあるのですがf3.8でこの状態ですとあまり良い方ではありません。
AF-S VR 24-120mm
絞り値f8での撮影
同じ部分ですがf8まで絞ったので随分と良くなりましたね。
でも右端1/5はアウト。
ズームレンズは倍率が大きくなるほどこういった部分が不利になるのですね。
もう2段階ぐらい絞りたいのですが屋外撮影では実用的でなくなるのと回析が出てしまいそうなので止めましょう。
AF 24-85mm
絞り開放撮影(f2.9)
全体的に薄靄がかった印象は受けるが流れに関しては先程のAF-S VR 24-120mmより良好。 今回ピントを合わせた場所を中央付近にある植栽の頂上付近であることを加味しますと、この程度のボケは出て当たり前なのかもしれません。
AF 24-85mm
絞り値f8での撮影
流れに関してはほとんど見られなくなりました。
また開放時に出たピントの問題も解決され、かなり良好な描写。
シグマAF 28mm
絞り開放撮影(f1.8)
流れは端のほうにごくわずかであるが確認できる。
ただ被写体深度が非常に浅いレンズなのでピントについては合っていない。
当然の結果といえばそうなのだが流れに関しての性能は他の2本の比較ではないといえる。
シグマ独特の色のりがあるが、デジタル画像になっているので他の2本と合わせるのはそれほど難しくない。
シグマAF 28mm
絞り値f8での撮影
開放時に流れがほとんど見当たらなかったので絞れば結果は想像のとおり。
開放時には気が付かなかったが瓦や破風板の小汚さが忠実に再現されていて、あらためてこのレンズの描写性能の良さを感じる。
第2弾へ続く・・・・・。
まあ簡単に言うと写真の遠近感が変わる数字だと思ってください。
一般的に50mmが標準と呼ばれ目で見た感じに一番近いといわれています。
これより数値が小さくなると広角と言って遠近感が強調され、大きくなると望遠と呼ばれ遠近感がなくなる変わりに遠くのものを大きく写すことが出来ます。
カメラのレンズ正面や側面にはこの数値が書いてありますので一度自身のカメラを見てみましょう。
さてカメラやレンズのカタログを見たことがある人ならお気づきかもしれませんが同じ焦点距離で実に多くの製品が出ているのです。
それぞれ特徴があり描写性能や使い勝手、大きさ、重さ、価格が違いますので自分に合ったものを使いたいですね。
そこで同じ焦点距離のレンズを撮り比べてみました。
今回テストしたのは28mmという焦点距離が使える3本。
28mmといえばトラックの撮影会では一番使いやすい焦点距離になると思います。
次点は24mmかな?
それぞれ紹介します。
まずは ニコン AF-S VR Zoom Nikkor ED24-120mm f3.5-5.6
24mm広角から120mm中望遠までとトラックの撮影会はこれ一本で済んでしまいそうなレンズです。
手ブレ補正機能も付いているので夕方の撮影にも便利。
次は ニコンAi AF Zoom Nikkor 24-85mm F2.8-4D(IF)
こちらも24mmから始まるズームレンズ。
基本設計は古いが24mm開放時のf値が2.8と明るく描写の良さが定評の1本。
最後に シグマ SIGMA シグマ AF28mmf1.8EX DG ASPHERICAL MACRO
携帯性より描写性能を優先する単レンズです。
レンズメーカーの製品ですが純正よりもコストパフォーマンスに優れています。
早速撮ってみました。
アングルは同じでズームレンズは28mmの位置で撮影しました。
撮影は開放時とf8まで絞った場合の描写。
被写体は友人の家の窓から見える風景(どこにでも有るような住宅街?)です。
あいにくの曇天ですが状況が悪いほうが差が出易いのでテストとしてはいいかも知れません。
AF-S VR 24-120mm
絞り開放撮影(f3.8)
AF-S VR 24-120mm
絞り値f8での撮影
AF 24-85mm
絞り開放撮影(f2.9)
AF 24-85mm
絞り値f8での撮影
シグマ AF 28mm
絞り開放撮影(f1.8)
シグマ AF 28mm
絞り値f8での撮影
この6枚の違い分りますか?
あんまり変わらないように見えますよね?
撮影サイズは1200万画素相当ですが容量の関係で70万画素相当へ縮小しています。
実はこのサイズでは分らないものです。
ではオリジナルサイズの一部を切り取ってみましょう。
まず確認したのは【流れ】
AF-S VR 24-120mm
絞り開放撮影(f3.8)
写真の右端を切り取ったものですが写真の右側1/3ぐらいが流れていますね。
開放時ですので写真の端は描写が弱くなります。
このあたりがレンズの特性でもあるのですがf3.8でこの状態ですとあまり良い方ではありません。
AF-S VR 24-120mm
絞り値f8での撮影
同じ部分ですがf8まで絞ったので随分と良くなりましたね。
でも右端1/5はアウト。
ズームレンズは倍率が大きくなるほどこういった部分が不利になるのですね。
もう2段階ぐらい絞りたいのですが屋外撮影では実用的でなくなるのと回析が出てしまいそうなので止めましょう。
AF 24-85mm
絞り開放撮影(f2.9)
全体的に薄靄がかった印象は受けるが流れに関しては先程のAF-S VR 24-120mmより良好。 今回ピントを合わせた場所を中央付近にある植栽の頂上付近であることを加味しますと、この程度のボケは出て当たり前なのかもしれません。
AF 24-85mm
絞り値f8での撮影
流れに関してはほとんど見られなくなりました。
また開放時に出たピントの問題も解決され、かなり良好な描写。
シグマAF 28mm
絞り開放撮影(f1.8)
流れは端のほうにごくわずかであるが確認できる。
ただ被写体深度が非常に浅いレンズなのでピントについては合っていない。
当然の結果といえばそうなのだが流れに関しての性能は他の2本の比較ではないといえる。
シグマ独特の色のりがあるが、デジタル画像になっているので他の2本と合わせるのはそれほど難しくない。
シグマAF 28mm
絞り値f8での撮影
開放時に流れがほとんど見当たらなかったので絞れば結果は想像のとおり。
開放時には気が付かなかったが瓦や破風板の小汚さが忠実に再現されていて、あらためてこのレンズの描写性能の良さを感じる。
第2弾へ続く・・・・・。
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