20080616

同じ焦点距離なのですが2

続きです。
同じ焦点距離のレンズでもこれだけ違うと考えちゃいますよね。

では今度は周辺光量についてみて見ましょう。
曇天での周辺光量を見るために空の部分を切り取りました。

AF-S VR 24-120mm
絞り開放撮影(f3.8)
やはり隅の部分が少し暗くなってしまいました。
24mmからのズームレンズなので28mm領域では出て欲しくないところ。


AF 24-85mm
絞り開放撮影(f2.9)
随分と光量が落ちています。
基本設計が古いせいでしょうか?
晴天の順光だともっとハッキリ出てしまうと思います。
ワイド側の開放撮影は被写体を選んで撮る必要あり。


シグマAF 28mm
絞り開放撮影(f1.8)
明るいレンズ特有の光量不足は全くといっていいほど見られません。
ただボディとの相性が悪いのか全体的に露出アンダーです。
レンズ自体の画質は良好。


光量不足はf8まで絞り込むとどのレンズも全くといっていいほど見られませんでした。
晴天時はf8程度に絞り込んでも十分シャッター速度を稼げるので普通に使用する分には問題ありません。
ただ夕方がちょっとね・・・・。


では最後にボケと色のにじみについて比べてみました。
ポイントは画面下のほうにあるホース収納箱。
赤い箱に白字で書かれているためかなりコントラストの強い部分です。


AF-S VR 24-120mm
絞り開放撮影(f3.8)
文字がかなり甘い感じですが読めないほどではありません。
しかし細かい文字となると多分潰れてしまうでしょう。
手前の格子と同化するほど色が飛んでいます。


AF-S VR 24-120mm
絞り値f8での撮影
ここまで絞り込むとにじみはほとんど見られない。
ただ文字の表現が若干甘めで読みづらい。
背景のブロックも表現が弱い。



AF 24-85mm
絞り開放撮影(f2.9)
AF-S VR 24-120mmに比べ被写体震度が浅いためボケはきつめである。
ただ文字の表現はそれほど悪くない。
どちらかというとボケの影響が強いといえる。


AF 24-85mm
絞り値f8での撮影
先程のレンズ同様ここまで絞り込むとボケやにじみの影響はほとんど見られない。
ブロックの表現もわりとしっかりしている。



シグマAF 28mm
絞り開放撮影(f1.8)
被写体震度が浅いせいか手前の格子と同化してどうにもならない。
ただ不思議なことにボケているわりには文字はしっかりしている。


シグマAF 28mm
絞り値f8での撮影
ホース収納庫本体はもちろん文字もクッキリ、シャープな画である。
ただ色のりはシグマ特有のものがあり好き嫌いが分かれる。


結論 : 画質を追求するならやっぱり単レンズ!