20080429

RAW画像の可能性

早速ですが蛍火船団の画像をUPしました。
今回の目玉はナイトシーン時の手持ち撮影の可能性。

ナイトシーンの時にほとんどの方は手持ちで撮影していると思いますが、なかなかうまく写すことが出来ないと思います。
その理由はズバリ光量不足!
昼間に比べて圧倒的に光量が少ないナイトシーンでは如何にして少ない光を集めるかが勝負の分かれ目です。

光を集める方法としては次のような方法があります。

1、ストロボを炊く
 最も簡単な方法ですが実質的に電飾の光量を増やす方法ではありませんのでトラックははっきり写りますが電飾が綺麗に写りません。

2、シャッター速度を遅くする
 電飾の光量を稼ぐには最も有効な方法です。
 但しブレが発生しますので三脚が必要になります。

3、フィルムの感度を上げる
 光量を確保し三脚も必要の無い方法ですが画質が悪くなります。

いずれも長所短所がありますが複合して使用することでより良い撮影状況を作り出すこともできます。
今回、ナイトシーンで挑戦してみたのが3番の”フィルム感度を上げる”という方法。
デジタルカメラですとメニュー画面等で気軽に変更できます。
ただ、フィルムカメラ同様感度を上げると画質が悪くなります。

前回話をしましたとおりISO3200ですと1/8秒でシャッターが切れるんですよ。
シャッター速度はレンズの1/焦点距離以上の高速であればブレを防げますので実質は1/30~1/60程度で切ることになります。
更に使用しているレンズの短点側は12mmですので1/15でも可能。

あとf8程度に絞り込むことも必要です。
開放側はどうしても画質荒れの原因になりますので・・・・。

で、撮るとこんな感じ。
三脚の限界を超えたアングルです。

明らかに光量不足に見えますがここまではコレでOK。
電飾の光量が確保できましたからね。
あとは自宅に帰ってからの作業。

自宅に帰ってPCに取り込んだら専用のソフトでRAW現像処理を行います。
一般的にデジタルカメラのファイル保存形式はjpg。
でもこのjpgはデジタルカメラの中で圧縮処理がなされているので編集にも限界があります。
そこでRAWフォーマットの登場。
最近のデジタルカメラにはRAW対応のものがあります。
このRAWというのがスグレモノ。
画面上は写っていない物が現像処理で出てくるのです。
なかなか驚きですよ。

ちょっとオーバー気味に表現してみましたが、出来上がりは写真のページでご確認ください。

20080428

No100

昨日の蛍火船団撮影会でついに撮影会参加100回目となってしまいました。
カウントダウンや初詣などトラックが参加するイベントはこれには含まれません。
純然たる「チャリティ撮影会」の参加回数です。

我ながら「飽きもせずよく続いたな~」なんて思っています。
当然のことながら長くやっておりますと”飽き”という最大の敵が居るのですが、私の場合運良くそういった時期に”良い出会い”があったのです。

それは人であったり、今まで見たことも無いデコトラであったり、新しい写真の表現方法を発見した瞬間であり・・・・・。
大事ですよね。
「出会い」

というわけでめでたく100回です。

さて100という数字につなげまして強引にISOの話をしましょう。
ISOというのはフィルムの感度のことです。
ASAとも言いますが一般的に販売されているフィルムは100か400です。
フィルムの箱に書いてあるのがISO感度。
フジカラー100とかね。
この数字は大きくなると暗いところでも明るく写るかわりに粒子が粗くなり画像が荒れます。
逆に小さくなると暗いところで写りにくくなる代わりに、粒子が細かくなり大きく引き伸ばししても綺麗な写真が出来ます。

では実際に比べて見ましょう。
上の写真がISO100で下がISO3200です。







明らかに下のほうが粒子も粗く小汚いですよね。
これがISO感度による画質の差です。

撮影データを見ますと上が4秒、下が1/8秒
絞り値はどちらもf5.6です。
撮影テストのため暗めでコントラストの低い被写体を選んでいますので、電飾の派手な前からの撮影ですともう少しシャッター速度は早くできそうです。

さて以前シャッター速度と手ブレのお話をしたことがありますがシャッター速度が遅くなると手ブレが起こりやすくなります。
それを防ぐために三脚があります。
特にナイトシーンですと電飾をある程度の明るさに写すために遅いシャッター速度が必要なのですが、下の写真にあるようにISO感度を3200まで上げてしまえば1/8秒で撮れるのです。

本来は1/8秒も手ブレの対称なんですが、最近流行の手ブレ補正機能付きのレンズなんか使用しますと十分手持ちで撮ることが出来る範囲になります。

最後に問題になってしまうのが画像の荒れ。
これはフィルムの性質上どうしようもありません。

でも・・・・・もしISO3200で画質の荒れない方法があったとしたら・・・・・三脚に制限されない写真が撮れます。
今回の撮影会では、そんなISO増感による手持ち撮影の優位性に着目していました。

20080427

蛍火船団



先程撮影会から帰ってきました。
国道9号線の山道は夕飯食うところが無いので結局京都市内まで・・・・。
で、横綱ラーメンになってしまいました。

さて、今回の撮影内容は・・・・・。
・上から撮ろう!
・12mm広角レンズで腰痛。
・高感度によるナイトシーンの新しい形。

以上の3本です。
相変わらずですが撮影者の気まぐれにより更新は未定。
(魁一家撮影会の写真も1回分しか公開していないので今後は混在します)

20080421

しばらく

しばらく何にも書いていないんですがここのところ毎日RAWと格闘しています。

RAWっていわゆる生のデジタルファイルなんだけどちょっといいカメラなら対応しています。
RAW画像ファイルはjpgの5~10倍程度になるのでメディアの消費も激しいのですが、非常に多くのデータを含むので後でいろいろ調整できます。
まあ露出で失敗したくない人は使うことをオススメしますがメディアの容量を考えて撮ったほうがいいと思います。
例えば1200万画素のD2xならRAW+jpg同時記録で1枚あたり30MB程度。
1GBのメディアが36枚撮りフィルムに変身します。
ちなみにjpgのみなら240枚ぐらい。

再生、編集には専用のアプリケーションがいるのですがこれがなかなか難しい。
何でも出来るようなイメージですがなかなか思ったとおりの色にならない。
この専用アプリケーションでの編集作業を「現像」と呼ぶそうですが、本当に皆さんこんな面倒くさいことやっているんですかね?
これならペイントショップか何かでチョコチョコッとコントラスト調整したほうが効率的なような・・・・・。



でも一つだけ大いに期待するところがあります。
それはアートトラック撮影における永遠のテーマ。
「アンドンの文字ツブレ」です。
基本的にマーカーに露出が合うとアンドンの文字がにじんで読めなくなるこの現象。
もしかしたらこの辺をうまくカバーしてくれるかもしれません。

20080416

UPしました


先日行った魁一家撮影会の画像をUPしました。
ナイトシーンは最軽量装備なのであまり遊べませんでしたが、雨に濡れた路面が電飾を反射してかなり綺麗です。
天候によって規制された機材構成ですがその天候のおかげで普段とは違うものが撮れました。
一番良かったのは路面が舗装されていたこと。
これで未舗装だったらかなり厳しいです。
初めて行く場所は会場の状況が分らないので必ず長靴を持っていくのですが今回は雨にもかかわらず不要でした。

昼間は曇り空だったので撮影機材に規制はしませんでした。
今回は久々に12mm超広角を使いましたのでパースの効いた画が楽しめます。
でもたて写真ばっかり・・・・・。

広角使うと縦に構えるのは癖のようです。

20080415

お土産

よほど近場でもない限りイベントの帰りにはその土地土地のお土産を買います。
特に大阪、兵庫等関西圏はよく出かけるのでだいたい買うものは限られてきます。
だいたい甘いものが多いですね。
海の近くだと佃煮とか・・・・。

正直言いまして菓子類は選ぶのが下手です。
SAのみやげ物コーナーで買うことが多いのですが皆さん迷いませんか?
どれが美味しいかなんて食ってみないと分りませんから・・・。

今回も失敗です。
失敗を”敗北”と呼んでいます。
昨年から数えて11戦全敗状態・・・・・。
誰か私に美味いもの情報を・・・・。

さて今回もチョコレート菓子を買ったのですがもう一つお土産を頂きました。

花粉

花粉症の私には嬉しくないお土産です。
体質のせいか当日にたらふく吸い込んだものは翌日に出ます。

仕事していたら鼻水だたれて書類が・・・・・。


はい、撮影会場は四方をこんな山に囲まれています。

20080413

魁一家


本日のイベントに参加された方お疲れ様でした。
高速を走り続け帰宅したのがつい先程。
これで第二名神無ければ大変です。

天気はあいにくの曇りのち雨。
悔しいことに雨だけ当たるんですよね。
でもどしゃ降りじゃなかっただけ良しとしましょう。

今回はナイトシーン最軽量装備でやってみました。
昨年はナイトシーンの時間になると雨が降り・・・・機材の取り回しに苦労したので少し工夫してみました。
カメラボディ D80
レンズ AF-S 18~70 f3.5~4.5DX
三脚 トラベルスプリント
ストロボ SB-800
その他 フェイスタオル2枚

少し頭が大きい感じがしますが何とか大丈夫です。

あと久々に12mm復活です。
パースの効いた画をお楽しみに。
ちなみに作成者の性格上更新は適当です。
春はイベントが沢山ありますので更新のタイミングはその都度考えます。

20080412

履歴


初めてお泊り撮影会に参加した翌年機材が大きく変化し始める。
最初はかなりバカにしていたんですが、まわりが騒ぐんで買ってみました。

D70

600万画素のデジタル一眼レフです。
APS-Cという特殊なフォーマットにも戸惑いながら残り枚数をあまり気にしなくても良いという点。
また撮ったものがその場で見られるという利点にひかれデジタル機材が増えていきました。

今までフィルムカメラですからいわゆる35mmサイズのレンズを使っていたのですが気が付けば1本また1本とAPS-C専用レンズが増えていきました。
広角側には不利なAPS-Cですがその分短い焦点距離のレンズが新たにラインナップされ広角側にも不自由しなくなりました。

600万画素といえば今のコンパクトデジタルカメラ以下ですが光景の大きなレンズとの相性は良く縮小サイズの150万画素相当でもL判で使えるほどでした。
これには驚いた。
150万画素で撮った写真を友人に見せると800万画素のデジカメ?と言われたほど。
まだまだ世の中の認識は画素数=画像の綺麗さなのでしょう。



話はそれますが明日は兵庫までブラブラと出かけます。
雨心配だけどね?

ここのところ風邪気味でフロ入っていないので臭めです。
スンマセン。

20080411

履歴


この頃から少しずつ遠出を始める。
今までは片道50kmぐらいの範囲かな?
それでも年に数回はイベントがあった。

最初は和歌山で行われた誠船団撮影会。
このときは少し遠かったので日のあるうちに帰った。
しかし遠出にも慣れてきたのか京都、大阪、兵庫、岐阜と日帰りで何とかその日のうちに帰ることが出来る範囲まで足を伸ばし始める。
そしてついにお泊りイベント参加を計画する。

2003年5月。
場所は徳島県。
毎年個性的なトラックが集まると評判の友人会撮影会である。
自身の車に機材と布団を積んで高速をひた走る。
夕方に自宅を出発し淡路島内のPAで就寝。
朝一で撮影会場へ到着した。
予定では2泊3日。
だからナイトシーンもギリギリまで粘った。
特に出口の少ない吉野川河川敷は状況としても最高だった。
おかげで今まで最も心に残る撮影会のひとつとなった。

その後もGWの友人会には毎年のように参加しましたよ。
あと岡山の雅会とか長野の歌麿会とか・・・・少しずつ遠くの撮影会に行くようになっています。

20080410

履歴


ミッドナイトのナイトシーンは確かにすごかった。
でも唯一欠点があったんだ。
ギャラリーが集まりすぎること。
写真を撮るうえでこれは最大の障害です。

ナイトシーンを初めて写してから7年の月日が経っていました。
年々増えるナイトシーンギャラリーに頭を痛めつつ撮る日々。
画風が特に変わるわけも無くただ新しく買った機材に頼る状態です。
ちなみにこの7年間で手に入れた機材はこんな感じ。

ニコン MF-12データバック
ニコン MF-23データバック
ニコン MD-12
ニコン Ai50mm f1.4
ニコン AF24-50mm f3.5-4.5
ニコン AF300mm f2.8
ニコン F4E
ニコン TC-16テレコン
ニコン SB-26ストロボ
シグマ AF18-35mm f3.5-4.5
シグマ AF14mm f3.5
ナショナル PE-321SW
kenko 接写リング MC-7
SLIK スプリント66三脚
SLIK ザ・プロフェッショナル
SLIK Sポール
エツミ クイックシュー E284 2セット
エツミ カメラプレート E285
スペールルーペ
ライトボックス
東洋リビング 防湿庫
フィルター各種 約40枚

で、撮っている写真は記念写真・・・・・。
勿体無いです。

でもこの次の年に最も衝撃を受けるデコトラが出現する。
そのデコトラは同じ会社のトラック3台と一緒にやってきた。
場所は瀬戸市の陶磁器資料館駐車場。
一優石材。
第伍一海丸。

実はその前に○ミオンを立ち読みしていた私は存在だけは知っていた。
でも実物を見るのは初めて。
ちょうどキャビン上のロケットが完成した頃だった。

このとき、再び二代目白龍王のナイトシーンを見た時と同じような衝撃を受ける。

20080409

履歴


とにかくニコンのフラグシップ機のタフさは異様。
まあそこが良くて使っているんですけどね。
あとF4シリーズはAF機とMF機の中間みたいでなかなか面白い。
MF機を触っていた人なら説明書見なくてもとりあえず撮れる・・・みたいな。
最近のAF機に見られるようなダイヤルが無いんですよね。

まだこの頃は”証明写真”を一生懸命写していましたよ。
いつも”一緒”な写真を撮っていました。
18mm使っていてもそれを撮影会場の狭さ対策に使用していただけでしたね。
今みたいに遠出することが無かったので撮るトラックも変り映えなし。
当時はまだ東海地方に撮影会場が残っていた。

ナイトシーンに変化が現れたのはこの4年後ぐらいですね。
ミッドナイトキング、プリンス、エンペラーなるものが出現し撮影会場を席巻した。
最初に出てきたのがキングとプリンス。
どちらもパンチングステンを多用したナイトシーン仕様。
この頃からナイトシーンまで残るギャラリーが増えだした。
撮影が難しくなったのもこの頃からですね。

撮影会に参加するいわゆる”メイン”のトラックが撮れなくなり。
どちらかというと少しギャラリーが集まりにくいトラックから撮り始めた。
それが逆に良かったのかな。
撮り方を工夫し始める原動力になったから。

20080408

履歴


機材も着々と揃いつつある中、大ニュースが飛び込んできた。
歌麿撮影会、豊浜町で開催決定!
ご存知のとおり歌麿会といえば全国で最も大きな団体の一つでそのイベントは盛大そのもの。
今まで雑誌でしか見たことが無かった撮影会がわりと近くで開催されることに飛び上がって喜んだ。
大げさですけど本当に跳んでいた。

歌麿会といえば・・・・幸乃丞、美奈丸、第三夜桜丸、駿河の歌麿、湘南の歌麿、桜花丸、綾太郎、桃色サロン、光宮殿・・・・・。
とにかく昔から知っている名車が沢山。
更に全国から集まる応援クラブの数々。
デコトラ人生の中で最も大きなイベントになることは確かだった。

開催はGWの真ん中5月4日。
天気は風も無く最高だったよ。
名古屋から知多半島道路に乗ると既にそこはアートトラック街道。
イベントに向かうトラックが船団を組んで走っていた。
それはそれは壮観な画が広がっていたそうな。

会場に到着するとそこは名車の山。
感想は・・・・ホンモノだ~ってただそればかり。
幸乃丞の巨大なロケットを見て感動。
ため息モノですよ。
あと初めて本格的な名車紹介を見ましたよ。

ステージ前にデコトラ持ってきてオーナーにインタビューなんでそれまで考えられなかった。
ナイトシーンに投光機を焚くとか。
ステージでナイトシーン点灯のカウントダウンするとか。
花火とか。
完成されたアートトラックイベントの形を見ることになる。
それまで見てきた”トラックをただ並べただけ”の撮影会とは違っていました。

この頃手に入れたのはニコンのF4E。
当時のニコンのフラッグシップ機です。
以降10年以上にわたってこの名機のお世話になります。
500本以上撮ったんじゃないでしょうか?

こいつの良いところはタフなこと。
多少の水濡れ、砂埃。
多少ぶつけてもビクともしない頑丈さが売りです。
最近いろいろ手放した機材もあるけどこれだけは残してあります。
10年で故障は1回だけ。
それもモータードライブのモーター磨耗でしたよ。

20080407

履歴


着々とバージョンアップしていく機材。
バイト代は全て機材に消えていった。

狭い撮影会場内で35mmを使うことに限界を感じていた私は広角系レンズを買いに大須へ行く。
大須にはアメ横等があった。
本当機械オタクの町ですよ。
そのまま栄までブラブラと歩きながら掘り出し物を探すのが週末の楽しみだった時期もありましたよ。
矢場町から栄にはトップカメラ、アサヒドーカメラ、ヒダカヤなんかがある。
トップカメラはとにかく品物が豊富。
アサヒドーカメラは名古屋では激安。
ヒダカヤは骨董品等が多くマニアックすぎる。

で、何を狙っていたのかというとtokinaの20~35mmレンズ。
広角系ではこれ以上のものは無いと思っていた。
いつもどおりアメ横からトップカメラまでブラブラと歩く。
アメ横、ヒダカヤ、アサヒドーカメラには無かったのでトップカメラのショーケースを眺めていると「新製品」の文字。
シグマAF18-35mm。
価格は4万円ちょっと・・・・。
予算は少しオーバー気味だけど18mm?
ただAFなのでピントリングのトルクが心配だったけど。
18mmという響きに負けて買ってしまった。
これが大当たり。
18mmの世界はこれまで知っている広角の概念を打ち崩す破壊力を持っていた。
これで狭い撮影会場でも負けることはない。
超広角という世界を初めて知った瞬間だった。

広角の次は望遠系。
望遠はtokinaのMF80-200mmがあったけどf4だった。
そこで一段階明るいf2.8のタイプを購入することにした。
f4とf2.8の差はたった一絞り。
でもこの一段階が非常に大きい。
被写体深度も浅いのでボケもきれいだった。
このレンズは中古で買ったけどかなり使い倒しましたよ。
用途はトラックに限らなかった。
室内の撮影を頼まれた時はかなり重宝しましたよ。
ある程度の照明があればASA400のフィルムで手持ち撮影できる。

20080406

履歴


ミノルタの発色にナイトシーンへの不安を覚えた私はニコン系列でシステムアップすることにしました。

入学当時手元にあったのは以下のとおりです。
ニコン FE
AI 35-70mm f3.5-4.5
トキナ MF 80-200 f4
ナショナル PE-200
詳細不明SLIKの三脚
以上、全て借り物です。

まず買ったのはMD-12というモータードライブ。
FEに装着して自動巻き上げしてくれるパーツです。
秒速3コマ程度の連射も出来ますが今のところこの機能は使いません。
このパーツには随分長い間お世話になりました。

デジタル化するまでわりと使っていたんじゃないでしょうか?
ただ結構音がするので目立ちます。
ナイトシーンの時は必要なかったので外していました。
特に三脚固定穴の位置が右側にずれているので固定は難しかったと思います。
昼間専用のパーツでした。

次に買ったのはナショナルのストロボPE-321SW。
それまで使っていたPE-200では発光量が足りなかったので、少しばかりパワーのあるやつを買いました。
このストロボはオプションもいろいろ追加できマニュアル操作での光量調整が可能だったので便利でした。
ストロボ撮影の基礎的なことがひととおり出来たのでストロボの勉強にもなった1台です。
同時に買ったパワーパックとワイドパネル。
これらにもお世話になったかな。
パワーパックはいわゆる予備電源でストロボの電源不足を補い発光間隔を短縮させるのに役立ちました。
ナイトシーン時にストロボのチャージ待ちなんて勿体無いですからね。
ワイドパネルは今後買うであろう広角系レンズに対応するためです。
PE-321SWは24mmレンズまでですがこのパネルを使用すると20mmまで対応できます。
狭い撮影会場では広角系が使えるのは強い武器となりますからね。
特に三脚を必要とするナイトシーンでは余計に下がって撮るのが難しくなります。
この頃から広角の重要性を痛感しておりました。
偶然かもしれませんがこの頃行った撮影会の会場は狭いところが多かったんです。

20080405

履歴


前にも書きましたが私が大学へ行ったのはかなり不純な動機。
親には申し訳ないと思っている。

大学は豊田市にあったので通うのはちょっと無理。
そういうわけでアパートを借りることにした。
場所は瀬戸市。
目の前にダイエーがあったので助かった。
何でもそろっていて近いので買い物が楽だ。
夕方になると惣菜が半額になるので買いに行く。
ご飯は米買ってあるので適度な量を炊く。

あとアルバイト先をダイエーに付属する専門店街にした。
まあ似合わんがパスタゆでてましたよ。
そこのマスターは気が短いが値が良い人だったのでかなりよくしてもらいましたよ。
一番助かったのはご飯とか肉とか野菜とかパスタとかの残りを貰えた事かな。
自炊しているとこういうのが一番助かる。

さてバイトを始めて数ヶ月、少しずつバイト代が入ってくるのでそれが機材に変わっていく。
何を始めるにしても一流品は必要。
最初は安物で・・・なんて考えると上達はあまりせず腕も安物のまま。
あんまり高いものは無理でしたから計画的に少しずつ買い増ししていきましたよ。

最初に買ったのはミノルタのα7xiとズームレンズ。
これは失敗だったな~。
使っている人は分ると思いますがミノルタのレンズはナイトシーンに向かない。
濃いというかにじみ易いというかとにかく自分好みではなかった。
あとそれまで使っていたニコンのFEに比べて大幅にオート化されていたのでちょっと持て余す部分があった。
機能が多すぎて分らん!
で、決定的だったのがマニュアルのピント合わせマニュアルのピント合わせはリングのトルクが命だというのにixレンズってばそこまで電動なのよ。
どういうこと?
もはやixレンズの世界にマニュアルピント合わせは必要ないということ?
オマケにアクセサリーシューの形状が特殊なので市販のストロボが付かない。
専用のストロボだけが装着可能という不便さ。

非常に迷いました。
FEは借り物のカメラ。
α7xiは生まれて始めて買ったカメラ。
借り物カメラをバージョンアップさせるべきか?
ミノルタにシステムチェンジするか?


最終的に出した結論はニコンで・・・・・・。

結局高い授業料だったね。

20080404

履歴


晴れて大学生となった私ですが学生生活は様々な意味で学校という概念が崩れてしまった。

まず自由。

授業に出てないやつ
バイトばかりしているやつ
部活ばかりしているやつ
なんか事業始めてるやつ
既に就職しているやつ

いや本当に自由。
単位だけとればいいんですから。
それもある一定の基準を満たしていればどの授業に出ても良い。
図書室はものすごい蔵書の山。
まるで図書館。
学食が3ヶ所、理容室、本屋。
体育館と小体育館、武道館。
野球グラウンド2面、サッカーグラウンド1面。
66万㎡の巨大な敷地に様々な施設が並ぶ。

まあスゴイのなんのって中部地方の工業大学でこのレベルですから日本にはさらに巨大な学校があるんでしょう。
想像するだけで気が遠くなります。

最初にも書きましたが学生生活は自由そのもの私の写真の基礎が出来た重要な4年間でした。

20080403

履歴


とりあえず物理はOK。
それなりに点が取れる。
全国模試とか受けなかったけど過去の問題が大体分るので結構得点を稼げそうだ。

数学は数一だけで何とか凌ぎ切る。
配点は全体の6割だけど合格点が5割程度なのでミスだけしなければ何とかなるでしょう。
くれぐれも微分積分には手をつけない。
だって問題文一行でB4サイズの解答用紙埋め尽くして答えを導き出せなんて無理。

問題は英語。
これだけはどうしようもないがまずは単語の暗記から始めた。
語学なので言葉の意味が分らなければ何もならない。
時間でいえば一番多くの時間を費やしたのがこの英語。
かなり勉強したわりにはあまり実力には反映されない厳しい科目です。
最後まで苦労したな~。

まあ人生に一度ぐらい黒い痰吐いて勉強する時期があってもいいと思う。
受験の合否よりも”勉強の仕方”を覚えることは将来的に強い武器になるからです。

そろそろ実践に備えて模試とか受けたいのですがこの時期になるとどこもやっていない。
年末まででしょうね。
そこでちょっともったいないのですが同レベルの大学を受験することにした。
全て1次試験ですので目標の日程よりは前に行われますし、合否も先に出ます。
それも5ヶ所。
試験を受けるというよりは場になれるという感じ。

冬なので寒いと思いきや暖房ガンガンでボーっとしてしまうこともありましたし、隙間風ビュービューで鼻水たらしながら受験したりと様々でした。
この辺りは大学による”格差”が感じられました。

場に慣れたのは良かったです。
本番は落ち着いて受けられましたよ。

 数学は数一のみ回答し2回検算しました。
 物理は予想通りの問題で楽勝。
 英語はかなり苦戦しましたが何とか回答できた感じです。
 英作文は部分点狙いです。

足切り点も回避。
合計点で合格ラインギリギリだったと思います。
高校の卒業式も終わった3月の末。
4月から通うところも決まり一安心です。
愛知工業大学・建築工学科


合格の要因は自発性と計画性。
自分でやる気になって計画的に物事を進めなければ成功しないという例です。


ところで先に受けた5大学の合否結果ですか?
ぜーんぶ落ちましたよ。
受験料15万円。私立大学の受験料って高い!

20080402

履歴


目標が決まったところで勉強の開始です。
まあ何事もそうですが自分で始めないとなかなか能率は上がりません。
分厚い参考書を買ってきても読みませんから。
それよりは薄い問題集を買ってきて何度もやる。
これが一番。
なんかやった気になりますしね。
問題集の選択基準は誰にでも分りやすく説明が書いてあるもの。
問題より回答方法の方が厚いぐらいが良い。
答えだけ載っているやつは×。
実はこれって写真の勉強と似ているんですよね。
すばらしい芸術写真を素人に見せてもどう撮ったのか分りませんが、少しずつ段階を追ってその芸術写真に近づけていくと案外撮れちゃったりするものです。
要は段階でものどこと考えろということ。
主な勉強方・・・・まずは英語。
一番苦手なので最初にやった。
単語は暗記・・・・・それだけ。
いろいろな文章題は最後の最後にやることにした。
次は数学。
2次試験では数一という分野と微分積分という分野が出る。
配点は7:3。
難易度で言えば数一は高校一年生レベル、微分積分は難易度にバラつきがある。
そんなわけで数一のみを回答し、微分積分は白紙で提出することにした。
数一ならある程度勉強すれば分るようになります。
最後に理科。
理科は選択性で物理か化学なんですが、どっちもダメ。
でもどちらかを選択しなければならなかったので物理を選択することにした。
これは大正解。
高校の補修で今井先生という教師に出会ったが教え方が非常にうまい。
日常生活や高校生が興味を持ちそうなところから物理を引っ張ってくる。
まあ世の中全て物理です・・・・っていう感じ。
多分高校1、2年でこの先生に教わっていたら苦労はしなかったと思う。
物理の知識、実力が上がっていくのが分った。
そういった意味で良い先生に出会うことって大事ですよね。
人生変わることもある。

20080401

履歴


とんでもない理由で大学合格を目指したもののなにせ勉強嫌い。
最も偏差値の良い(マシな)数学でも40台。
さてこれからどうなるのやら・・・。
まず最初にしたのは大学の研究。
どういった学科があってどういった授業内容で試験の傾向。
なるべく多くの学科があったほうが良いんですよ。
学生も多いほうが良い。
愛知工業大学。
私の出した一つの結論。
愛知工業大学の良い所。
理系。
受験科目が数学、理科、英語だけで良い。
学科が多い。
写真部の先輩が行っている。
「それだけかよ!」って言われそうですが本当にそれだけです。
狙うは3月に行われる2次試験。
秋から始めたのですからそのぐらいじゃないと間に合いません。
一般的に大学時の試験には1次、2次とあります。
1次試験は1月頃。
試験の合格発表は数週間から数ヶ月後にあるのですが定員に対して大目の合格者を出します。
なぜかというと合格してもその大学に行かない人が居るから。
理由はいろいろですがもっとスベリ止めに受ける人、もっと行きたい学校があった人・・・・・。
で・・・大目に合格者を出すのですが結局のところ1次試験の合格者数は定員割れを起こすのです。
そこで2次試験を行う。
当然定員割れを補充するための試験なので受験倍率は高く、合格者数は非常に少なくなります。
でもそれしか無理なんですよね。
1月の1次試験には絶対に間に合わない。
もちろんその前に行われるセンター試験なんて無理。
分析が終わったところで勉強の仕方を・・・・・。
分らん!
何が分らんって?
勉強の仕方ですよ。
今まで努力しなかったので勉強の仕方が分らん。
これは致命的だった。